ナルコレプシーとは?
ナルコレプシーは、眠くなってしまう過眠症の一つ。一番目立つ症状は、時と場所に関係なく、強い眠気に襲われる、または突然眠ったりすることです。
試験中、会議中、商談中など、眠ってはまずい場面で眠ってしまうのです。その為、『やる気がない』『気合いが足りない』『たるんでいる』『集中力がない』などと周囲の人に思われてしまい、その人の評価も下がってしまうこともあるんです。
この反復する居眠りがほとんど毎日、何年間にもわたって続きます・・。
ナルコレプシーの症状
- 居眠りの反復
- 情動脱力発作
- 睡眠麻痺(金縛り)
- 入眠時幻覚など
眠気・居眠りを繰り返す
ナルコレプシーは、夜間にちゃんと寝ていたとしても、日中に強い眠気が起きてしまう・居眠りをしてしまう、ということを繰り返します。
「眠いなぁ」と思う前に眠ってしまい「気がついたら寝ていた・・」ということもあるんです。
居眠りは、数分~30分と短いことが多く、目覚めはスッキリしていることが多いです。
情動脱力発作(カタプレキシー)
ナルコレプシーの眠気のつぎに特徴的な症状が「情動脱力発作」。
大笑いしたり、びっくりした時、興奮して怒ったりした瞬間に、全身または体の一部(膝・腰・頚・顎・頬・眼瞼など)が脱力してしまう症状です。
脱力しているのは、瞬間的で長くても数分で、その時に意識が無くなるということもないので、周りで起こっていることはちゃんと分かっています。
入眠時幻覚(入眠するとき、鮮明なおそろしい夢をみる)
その他にもナルコレプシーの症状がいくつかあります。
一番多くおこるのが「入眠時幻覚」です。
寝ようとして布団に入り、半分寝たようなときに、現実感のある、鮮明な怖い夢をみます。
寝ている部屋に誰かが入ってきて、体の上にのしかかってくる、触られる、襲いかかってくる、というような生々しい夢、というか幻覚をみます。
入眠時幻覚は、ナルコレプシーの人の70~80%に見られ、病気が始まってからの数年間によく起こります。
睡眠麻痺(金縛り)
「入眠時幻覚」とセットになって「睡眠麻痺」という症状が起こることもあります。
「睡眠麻痺」とは、金縛りのことで、体が動かせない、起き上がろうとしても起き上がれない、声もほとんど出せない、という症状です。
これも、発病の初期によく起こります 。
夜間の熟睡困難、自動症など
その他の症状としては、夜に熟眠できない、自動症(行動の記憶が短時間無くなってしまう)、
肥満、多汗、などが合併することもあります。
有病率
日本人のナルコレプシーは、約600人に1 人と有病率が高いんです。
発症年齢
発症年齢は10代が一般的で、ピークは14~16歳です。